大阪・関西万博会場の視察後、取材に応じる石破茂首相(左)と吉村洋文大阪府知事=2025年1月19日午後5時4分、大阪市此花区の夢洲、代表撮影

 石破茂首相は19日、4月に開幕する大阪・関西万博の会場の夢洲(大阪市此花区)を視察した。日本維新の会代表を務める吉村洋文・大阪府知事と会場内で会談し、政府として万博の機運醸成に協力する考えを伝えた。

 首相は、建設中のパビリオンなどを視察した後、吉村氏と約30分にわたって会談。会談後に記者団の取材に応じ、「一過性に終わらせず、レガシーを実感するためにどうすべきか、知事の考えを聞いた」と述べた。

 万博を主催する日本国際博覧会協会(万博協会)は、前売り券の販売目標を1400万枚としているが、現状は半分ほどにとどまっている。首相は「(万博が)関西以外で十分に知られていない。リピーターによって集客が増えることもあるので努力したい」と話した。

 24日に通常国会の開会を控える首相は、国会運営で維新の協力を得たい立場だが、吉村氏との会談については「今日は本当にテーマを万博に絞って、どうしたら大勢の人が来るかということについて意見交換をした」と述べた。

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