石破首相、商品券問題で「深くおわび」　官邸で記者団に

　石破茂首相（自民党総裁）の事務所が、昨秋の衆院選で初当選した複数の自民党議員に対し、商品券を渡していたことがわかりました。首相は事実関係を認めました。首相は14日午後には参院予算委員会の集中審議に出席します。野党の追及に対し、首相はどう説明するのか。タイムラインで速報します。

［07:40］岩屋外相「事実関係把握できていない」

　石破茂首相と近く、昨秋の自民党総裁選で石破陣営の選対本部長も務めた岩屋毅外相。主要７カ国（Ｇ７）外相会合出席のため訪問中のカナダ・シャルルボワで、記者団の取材に答え、「こちらに来てから報道で知った。総理が説明されたことは報道で知っているが、それ以上の詳細について事実関係を把握できていないのでコメントは控えさせていただきたい」と語った。

［07:30］首相「違法性はない」が「深くおわび」

　石破茂首相（自民党総裁）は、商品券10万円は会食の土産として慰労目的で渡したと改めて説明し、「政治活動に関する寄付では全くない。政治資金規正法の問題にはあたらない」と語った。「（商品券を渡した議員に）私の選挙区の方は1人もいない。公職選挙法の規定に抵触するものでも全くない。そういう趣旨で違法性はないものと私としては考えている」と述べ、法的な問題はないとの認識を改めて示した。

　首相官邸で記者団の取材に答えた。「大勢の方々にご迷惑やご心配はおかけしている。この点は深くおわび申し上げる」とも語った。