自民党派閥の裏金事件を受けて「政治とカネ」への関心が高まる中で与野党のトップ3人が交代した。カネの問題と向き合う姿勢が問われる3党首の、自身の懐事情はどうか。政治資金収支報告書から探った。
現在公表されている2020~22年分の収支報告書のうち、3人の資金管理団体と、自身が代表を務める政党支部のものを調べた。主要な政治活動の収支はここに記されている。
27日に自民党総裁に選ばれた石破茂氏の20~22年の年間総収入平均は6257万円で、前任の岸田文雄氏(2億628万円)の3分の1以下だった。うち、カネの出どころが見えづらい政治資金パーティーによる収入は年平均1588万円で、全体の25%だった。
支出は年平均5683万円で…