三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩・チーフマーケットストラテジスト=同社提供

 週明け30日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅安の展開となっている。金融市場で自民党の新総裁に選出された石破茂氏の政策に対する警戒感が強まったとされる。三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩氏に見解を聞いた。

  • 日経平均株価が一時1900円超安 石破氏選出で利上げ継続の見方

 「石破ショック」という声も聞かれるが、投機筋主導の行き過ぎた動きで、一時的なものとみている。

 先週末の自民党総裁選では、金融緩和を訴えていた高市早苗氏が勝利すれば日本銀行の追加利上げが難しくなるとの思惑から、決選投票前までに急速な円安・株高が進んだ。決選投票の末に石破氏が勝利し、こうした期待が剝落(はくらく)したことが大幅な株価下落につながっている。

 確かに、石破氏は総裁選の中…

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