阪神の森下翔太=有元愛美子撮影

 今年が球団創設90周年の阪神。節目のシーズンに覇権奪回をねらう藤川球児監督の打順構想では、4番に座るのは3年目の森下翔太だ。

 その森下、短期決戦にめっぽう強い。

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 2023年の日本シリーズは7試合で計7打点と大暴れし、シリーズ新人記録を塗り替えた。143試合あるレギュラーシーズンと比較すると、日本シリーズのような短期決戦は試合が少ないぶん、気持ちの切り替えがより大切になる。

 当時は「勝手に切り替わっています」と話していた。24年のシーズン後に改めて確認すると、「メンタルを切り替える、ということさえも忘れるんです」。

 この独特の心理状態を、神奈…

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