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動画を発表する学生=2024年9月24日午前10時11分、滋賀県彦根市、県立大提供
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 滋賀県立大学(彦根市)の学生たちが、日野町のプロモーション動画(PV)を授業で作り、9月24日に発表した。町職員や住民の協力で、8月上旬に役場などで撮った。堀江和博町長は「全作品を役立てたい」と評価している。

 地域デザインの授業で、取り組んだ。

 役場の人材確保▽電話予約制乗り合いタクシーの紹介▽子育て支援施設の紹介をテーマに、4グループの17人がスマートフォンで撮り、約30本に編集した。堀江町長や町職員らが、インタビューに応じている。

 人材確保は町職員をめざしてもらえるように、乗り合いタクシーは高齢者が予約できるように、子育て支援は親たちに届くように、それぞれ工夫した。若い世代にも届くよう、ショート動画も用意した。

 人間文化学部3年の森美聡さんは「小規模な自治体だからこそできることがあり、小さな町の良さや魅力を再認識できた」。同じく吉崎和花さんは「地域ごとの課題に合わせた解決策を考える面白さを感じた」と話す。

 堀江町長は「地域や職場が持つ魅力をどう発信するかは、自治体共通の課題だ」として、「学生の作品はその魅力を磨き上げてしっかり表現し、素晴らしい」と述べた。(小西良昭)

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