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サマルカンドの中心で、三つのマドラサ(学校)に囲まれたレギスタン広場=2024年8月、ウズベキスタン・サマルカンド、門井さん撮影
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 奈良県内や、奈良とゆかりのある場所から、様々なエピソードを紹介する門井慶喜さんの「まほろば力(パワー)」。今回はついに海外に飛び出します。

 奈良市と姉妹都市提携を結んでいる中央アジア・ウズベキスタンのサマルカンドを訪ねた門井さん。そこで目にしたあるものに、奈良との不思議なつながりを感じたといいます。そのあるものとは……。

歴史博物館で見た「ソグド人の壁画」に

 奈良市は現在、国内外の七つの街と姉妹都市提携をおこなっているが、そのうちのひとつがサマルカンドである。ユーラシア大陸中央部、ウズベキスタン共和国第2の都市。

 人口は約50万だから、まあ奈良と変わらぬ規模といえる。私はこの夏、留学中の長男を訪ねてこの国に行ったさい、サマルカンドへも足をのばしたのだが、この街を流れる空気には、たしかにユーラシアの奈良と呼びたいような古都の匂いがあった。

 何しろ大陸有数のオアシスの…

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