スタートアップ(新興企業)が自社の強みや有望性などを発表で競い合う世界的なコンテスト「スタートアップワールドカップ」(SWC)の九州予選が8月27日、熊本市中央区の熊本城ホールで開かれた。書類審査を通過した11社のうち、熊本大学発の創薬企業「StapleBio(ステープルバイオ)」(本社・熊本市中央区)が1位となった。
同社は、東京、京都両予選で勝ち抜いた2社とともに、日本代表として、10月2~4日にアメリカ・サンフランシスコで開かれる決勝大会に進出する。優勝すれば100万ドル(約1億4千万円)の出資を受けることができる。
SWCはアメリカ・カリフォルニア州に拠点を置くベンチャーキャピタル(投資会社)の「ペガサス・テック・ベンチャーズ」が主催し、今回が6回目。コンテストを通じて有望な企業を「発掘」し、提携を望む大企業につなぐことなども狙っている。世界70以上の地域で予選が開かれ、九州での予選開催は初めて。
SWCでは、出場企業の登壇…