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 北朝鮮が「衛星ロケット」を打ち上げた27日夜、政府は沖縄県を対象に、全国瞬時警報システム(Jアラート)で避難を呼びかけた。「ミサイル発射。北朝鮮から、ミサイルが発射されたものとみられます」との情報が15分ほど流されたが、Jアラートのこうした運用は適切なのか。安全保障問題に詳しいジャーナリスト・布施祐仁さんに聞いた。

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 ミサイルとロケット打ち上げは、破壊を目的とした弾頭を載せるのか、衛星を載せるのかの違いはあっても技術は同じで、国連安全保障理事会の決議に違反するとみなされる。

 ただ、Jアラートを使うかどうかは、国民に危険が及ぶリスクの度合いで判断されるべきだ。現状は、不必要に使い過ぎていないかという懸念がある。

沖縄で感じた市民の「慣れ」

 衛星打ち上げかミサイルかは…

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