バイデン米大統領とトランプ前大統領が27日夜、テレビ討論会で4年ぶりに対面で討論した。自分の発言時以外はマイクを切る措置が導入されたことで、近年急増傾向にあった話の遮り合いやののしり合いはなかったが、異例ずくめの進行に、視聴者にとまどいや不満もあったようだ。
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「67秒残っています」。2人の司会者の1人、CNNアンカーのジェイク・タッパー氏が、医療用麻薬オピオイドの乱用問題に関するやりとりの際、トランプ氏にそう伝えた。
司会者からの質問に対し、2人はそれぞれ2分間の持ち時間が与えられていた。一方が答えている間はもう一方のマイクは切られるため、邪魔されることはないが、トランプ氏は質問に正面から答えず、持ち時間が余る場面が少なくなかった。
■割り込みが増加…