ベロスルドバ・オリガさん

 弁護士のベロスルドバ・オリガさん(30)は国際的な法律事務所の東京オフィスに所属し、英語を駆使しながら主に企業法務の分野で活躍しています。ロシアで生まれて2歳で日本に移住。英語は完全な「外国語」として身につけたそうです。留学前にTOEICは満点、TOEFL(iBT)は110点台を獲得したという英語力を身につけた経緯を聞きました。

記事後半では、小中高と進むにつれて実践した勉強法を紹介します。動画を見ていて知らない単語に触れた際の対処法も。

 ――家族で日本に移住した理由は。

 ロシアのノボシビルスクという学術都市で生まれました。茨城県つくば市のようなところです。研究者である父が東北大に招聘(しょうへい)され、家族4人で仙台市に移り住みました。地元の保育園に通い、小学校は公立、中学校は大学の付属中、高校は県立高校でした。

 ――英語に触れるようになったのはいつごろからですか。

 3、4歳の頃から、母が地元の本屋で海外の子ども向けのテキストブックを買ってきてくれるようになりました。当時、母は英語を話せませんでしたが、父が仕事で英語を使うこともあり、学ばせた方が良いと考えたようです。

 最初はアルファベットをお絵かきのように書く程度のもので、遊び感覚だったと思います。3歳年上の兄は小学校に入ったこともあって早々にやめてしまいましたが、保育園児だった私は楽しく続けるようになりました。

 小学校に入ると、科学や数学…

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