![](https://i1.wp.com/imgopt.asahi.com/ogp/AS20250205003833_comm.jpg?w=1200&resize=1200,0&ssl=1)
カンサイのカイシャ ここがオモロイ!
仕事にゲームの要素を持ち込んで楽しくできたら――。そんな発想で工場での作業成果をゲームとして反映できるシステムを開発した企業が、大阪府泉佐野市にあります。目指すは町工場からゲーム業界への新規参入。働く現場も変わると期待を込めています。
ゲームの発想やそのデザインの技術を他の分野で活用するのがゲーミフィケーション。日昌電気制御が2023年に発売した「リアルフォーカス」は、本格的なゲーミフィケーションのシステムを市販化したものだ。既存の工場にも後付けできる。
昨年12月には第2弾「リアルフォーカス シナジー」を発売。島づくりを競うゲームで、協力や経験値の要素も導入され、1チーム5人までのグループでチーム戦ができる。
従業員の生産量をセンサーが検知すると、キャラクターたちが木を切り、畑を耕し、建物がつくられていく仕組みだ。
「仕事の進捗(しんちょく)を見える化します。ここまでのゲームとしてのクオリティーがある外販システムは、たぶん世界初」と神藤昌平社長(36)。穏やかな語り口に熱がこもる。
工作好きだった神藤さんは…