判定の練習をする審判たち

 日本高校野球連盟の審判委員と、中学硬式野球の審判が参加する第22回少年野球合同審判講習会が1、2日に兵庫県西宮市で開かれた。

 中学からは日本少年野球連盟(ボーイズ)、日本リトルシニア中学硬式野球協会、全日本少年硬式野球連盟(ヤング)の約40人が出席した。

 甲子園大会などを担当する日本高野連の審判委員が講師となって、ストライクゾーンや基本動作の確認、座学のほか、実戦形式での判定講習なども行った。

 徳島から参加したヤングの中村俊史さん(53)は審判2年目。野球をしていた子どもが成長して休日に時間ができたため、中学・高校の試合で審判を担当しているという。「一瞬の判断は本当に難しい。審判は正しいジャッジをして当たり前という風に見られているので、もっと技術を高めたい」

 ほかに受講した審判たちも「球審の見る位置が勉強になった」「二塁審判のとき、動きやすいポジションがわかった」などと話していた。

 日本高野連の尾崎泰輔・審判規則委員長は「中学、高校と違うカテゴリーだけど、審判のなり手不足は共通の課題。高校野球を未来へつなぐためにも協力し合いたい」と話した。

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