全国の生活保護の利用申請は2月に1万8427件となり、前年同月に比べて891件(4.6%)減少した。厚生労働省が1日に発表した。前年同月比では14カ月ぶりに減り、同省は「減少した理由を詳しく調べ、分析する必要がある」としている。
同省が調査結果を毎月公表し始めた2012年度以降、昨年1月から今年1月まで、前年同月の水準を13カ月連続で上回っていた。コロナ禍や物価上昇による影響とみられている。
2月時点で生活保護を受けている世帯は164万9681世帯で、前年同月よりも6768世帯(0.4%)増えた。(高絢実)