生島ヒロシさん、大使務める地元の気仙沼でも公演中止　辞退の申し出

　宮城県気仙沼市出身のフリーアナウンサー生島ヒロシさんが原案を手がけ、気仙沼の小学生らとともに出演するこどもミュージカル「デンマークとさんま十勇士’25」の公演中止が決まった。

　生島さんは先月、ラジオ番組スタッフへの言動で重大なコンプライアンス違反を指摘され、芸能活動の無期限自粛を発表していた。公演は3月22、23日に同市中央公民館で予定されていた。

　「デンマークとさんま十勇士」は、生島さんの幼少期の体験をもとに、堤幸彦さんが企画・演出監修を担当。2018年に気仙沼で初演された。今回もオーディションで地元の小学生三十数人が選ばれ、稽古を重ねていた。実行委員会によると、生島さん側の出演辞退の申し出を受け、保護者らと話し合い、中止を決めたという。

　生島さんは気仙沼市から「みなと気仙沼大使」にも委嘱されている。市の担当者は「動向を注視したい」としている。