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直径5センチあまりのヒゴタイにとまるブルービー=2024年8月21日午前7時55分、熊本県産山村田尻、城戸康秀撮影
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 熊本県産山(うぶやま)村の「ヒゴタイ公園」で、約1万本のヒゴタイが見頃を迎えている。ボール状に咲く瑠璃色の花のまわりを同じ瑠璃色の「ブルービー」が飛び交う。競演は9月上旬ごろまで楽しめるという。

 公園は大分県境近くにあり、標高は約900メートル。北にくじゅう連山、南に阿蘇五岳や祖母山を望む。大きいものは直径6センチを超えるヒゴタイは、公園のなだらかな斜面に7月下旬に咲き始めた。8月下旬に入って、ユウスゲやコオニユリ、カワラナデシコといった夏の花々が姿を消し、高原には秋の訪れを感じさせる風が吹きわたる。

 多くのハチが集まるミソハギの群落から、時折ヒゴタイに近づくのがブルービー(ルリモンハナバチ)だ。この「瑠璃色の競演」をとらえようと、県内外から集まった写真愛好家らがカメラを構える。

 公園受付では、ブルービーがよく現れる場所や目撃情報を教えてくれる。入場料(現金のみ)は一般500円、小中学生250円。(城戸康秀)

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