9月10日の広島戦で2番手で登板した巨人の船迫=上田潤撮影

  8月3日のヤクルト戦(東京ドーム)。五回2死から相手に1点差に迫られ、なお一、二塁。

 読売ジャイアンツ(巨人)の阿部慎之助監督は、あと1アウトで勝ち投手の権利を得る先発の井上温大に代え、船迫(ふなばさま)大雅(ひろまさ)を送り出した。

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 サイドスローの右腕は、中村悠平を一飛に打ち取り、3球でピンチを切り抜けた。六回も続投し、無失点に封じる。自身に今季四つ目の白星がついた。

 阿部監督は賛辞を惜しまず、「これからも大事なところで投げてもらう」と語った。

 いつ出番はやってくるかわからない。

 勝っている場面、負けている場面、打者1人のこともあれば、イニングをまたぐこともある。

 ただ、託されるのは必ずと言…

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