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ブラダン茨城大会で披露されたパフォーマンス=ブラダン実行委員会提供

 吹奏楽(Brass)とダンス(Dance)を掛け合わせた新しいパフォーマンスが注目を集め始めている。少子化などで部員が減り、編成を組めずに管楽器をあきらめる若者を減らしたい――。それが「ブラダン」の原点だ。

 カラフルな照明と大音量の音楽の中、各チームが工夫を凝らしたパフォーマンスが繰り広げられた。今年1月末。水戸市のスタジオ「going46 studio」に25人の高校生らが集まった。初めて開かれたブラダンの大会。主催したのは「ブラダン実行委員会」(東京都)で、トランペット奏者の中山浩佑(こうすけ)さん(39)が代表を務める。

 大会の編成は、動きを交えながら管楽器などを演奏する「パフォーマー」(3~10人)と、ドラムやキーボードなど場所が固定された「伴奏者」(5人まで)の最大15人でチームを組む。

課題曲の楽譜は5パート

 課題曲の楽譜は旋律2パート…

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