JR姫路駅前で歌謡曲などを演奏する姫路市立白鷺小中学校=2024年5月4日、姫路駅北にぎわい交流広場、大久保直樹撮影
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 兵庫県吹奏楽連盟の創立90周年を記念した演奏会が4日、姫路市のアクリエひめじであり、県内10チームの小学生から社会人までが参加した。招待演奏として、高校野球の迫力ある応援演奏「美爆音」で知られる千葉県習志野市立習志野高校も加わり、大勢の来場者とともに祝った。

 連盟は1934年創立。吹奏楽コンクールやマーチングコンテスト、指導者研修会などの様々な行事を運営しているほか、被災地支援の復興コンサートを開くなど音楽を通した社会貢献にも取り組んできた。約580団体が会員として活動している。

 この日は恋野善樹理事長が「90周年という貴重なときを共有したいと思います。ゆっくりと楽しんでください」とあいさつ。滝川第二高校や尼崎市立尼崎高校、小中高の各合同バンド、神戸学院大学、尼崎市吹奏楽団など10チームが「夏の高校野球開会式メドレー」や「勝手にシンドバッド」など多彩な曲を演奏した。

 尼崎高校は阪神タイガースや高校野球の応援曲を織り交ぜたユニークな演奏で会場を沸かせた。

 習志野高校は記念演奏会に先立ち、ミニコンサートも開催。戦隊ヒーロー風の物語を組み合わせ、手拍子など聴衆の参加も取り入れた演出で盛り上げた。

 90周年記念事業の一環として、JR姫路駅前の「姫路駅北にぎわい交流広場」では野外コンサートも開かれた。滝川第二高校や習志野高校のほか、地元の姫路市立白鷺小中学校なども演奏し、大勢の観客らが聴き入った。(大久保直樹)

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