
第97回選抜高校野球大会に出場する滋賀学園と滋賀短大付の選手たちが14日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であった練習に臨んだ。両チームはそれぞれ約30分間、グラウンドの感触などを確かめた。
8年ぶり3回目出場の滋賀学園の中心打者・秋満大知選手(3年)は、打撃練習で快音を響かせていた。「初めてだったのでしっかり振ることを意識した。いい感触だったので、試合でも出したい」と意気込んでいた。
遊撃手の藤川倖生選手(2年)は「思っていたより後ろが広かった。試合では観客が入って景色が変わると思うので、気をつけたい」と話した。
初出場の滋賀短大付。エース左腕の桜本拓夢投手(3年)は「投げやすかった。自分の持っている以上のものが出せるマウンドだと思った」と手応えを口にした。
一塁手の関東正悟選手(2年)は「『聖地』と言われるだけあって、きれいでデカかった。『ワンチャンスある』という空気をつくりたい」と初戦を見据えた。
保木淳監督は球審の位置に立って、選手の目線から球場がどう見えるのかなどを確かめていた。