読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏が19日に98歳で亡くなった。渡辺氏は2004年に社長を退いた後も亡くなるまで代表権を持ち続け、経営に関与してきた。支柱を失ったことは、読売新聞の経営などにどう影響するのか。専修大学ジャーナリズム学科の山田健太・教授(ジャーナリズム研究)に聞いた。

 ――渡辺氏は1990年から読売新聞の代表権を持ち続け、会社の顔でもありました。亡くなったことは経営にどう影響するでしょうか。

 「もちろん代表権のある主筆なので、経営への一定の影響力はあったと思う。ただ、経営というのは会社としてなされているものだ。さらに、渡辺さんが経営の一線を退かれてからずいぶん時間がたっている。読売新聞の経営が大きく変わったり、影響を受けたりすることはそんなにないと考えている」

 「唯一言えるのは、渡辺さん…

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