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渡辺明九段

 日本将棋連盟は23日、関西将棋会館(大阪府高槻市)で同日予定されていた第18回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦1回戦で、渡辺明九段が不戦敗になると発表した。

 渡辺九段はひざの手術のため、昨年12月19日から今月20日まで1カ月間休場。朝日杯本戦1回戦の西田拓也五段戦が復帰戦となる予定だったが、患部の状態から東京から大阪への移動が難しく、前日までに不戦敗の意向を連盟側に伝えたという。

 朝日新聞社は渡辺九段の負担を考慮し、将棋会館(東京都渋谷区)での対局実施を要望したが、連盟側で日程の調整が付かなかったという。

 連盟は「対局場所を東京へ変更できないか調整したが、対局日の前後に各棋士の対局や公務が決定しており調整がつかなかった」とコメントした。

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