バットを高々と構える清水桜が丘の小笠原蒼悟主将=2024年7月7日午後1時42分、ちゅ~る清水、田中美保撮影
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 (7日、高校野球静岡大会1回戦 清水桜が丘2-4浜北西)

 清水桜が丘の小笠原蒼悟主将(3年)は試合終了の瞬間をネクストバッターズサークルで迎えた。4番打者として「自分まで回ってこい」と願ったが、かなわなかった。

 清水桜が丘は三回に1点差に迫ったが、相手エース山下祐汰投手を打ちあぐねた。チームは「4番につなげ!」と声を掛け合い、七回には同点の走者が出塁する好機をつくったが、左飛に倒れた。「あと一本が出なかった。相手投手のきわどいボールに手を出してしまった」

 開幕式では選手宣誓を務めた。自分や仲間を信じて感謝をプレーで表現する、と力強く語った。「打撃は悔しさが残るが、守備では最後まで諦めずにやり抜けた。宣誓の通りにできた」(田中美保)

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