放課後に練習する畝傍高校音楽部の生徒たち=2024年9月13日午後4時40分、奈良県橿原市八木町3丁目、佐藤道隆撮影

 23日に大阪府枚方市で開かれる第79回関西合唱コンクール(関西合唱連盟、朝日新聞社主催)の高校部門に、奈良県から郡山高校と畝傍高校が出場する。6人以上32人以下のAグループで、10月に開かれる全国大会をめざす。(佐藤道隆)

男子部員2人 郡山

 昨年まで女声合唱で参加していた郡山は今回、男子部員2人が加わって混声で出場する。

 熊野延貴さん(3年)は入学直後の部活動紹介の時、たった1人の男子部員が堂々と歌っていた姿にあこがれて入部した。

 合唱の経験はなかったが、中学で校内放送を担当したことがあり、「声を使う部活に入りたかった」という。もう1人の男子部員の森本颯人さん(3年)とも切磋琢磨(せっさたくま)してきた。

 今まで歌ってきた混声の合唱曲は、男声は1パートになることがほとんど。しかし、今年の課題曲で選んだ「七里浜」(團伊玖磨作曲)は男声もテナーとバスの2パートに分かれる。

 熊野さんは「1パートを1人…

共有
Exit mobile version