夏のレジャーシーズンにさしかかり、水の事故が増えてきた。海だけでなく川の事故も重大な結果につながりかねない。穏やかに見えても、波が立ちやすかったり川底が深かったりする所があるといい、注意が必要だ。
今月9日昼、茨城県ひたちなか市の那珂川河口でプレジャーボートが転覆した事故では、ボート内に取り残された水戸市の60代男性が溺死(できし)した。同乗していた30代男性は川に投げ出されたが、消波ブロックにしがみついている間に救助され、軽傷だった。
茨城海上保安部によると、当時の現場付近の風速は約4~5メートルで、注意報は出されていなかった。周囲の見通しも良かったが、河口付近で波が立ちやすく水難事故が多い場所だという。
事故現場の水深は3メートル
5月4日夕には日立市の久慈…