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流氷が浮かぶ中、舞うように泳ぐクリオネ=2015年2月13日午後、北海道斜里町、諫山卓弥撮影
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 23日午後2時ごろ、流氷が接岸した北海道の知床半島で、流氷の下に潜水する流氷ダイビングをしていた女性(61)がおぼれ、救急搬送された。命に別条はないという。

 網走海上保安署によると、現場は知床半島西側の斜里町ウトロ地区にあるホロベツ海岸。沖合150メートル付近の流氷の下を、3人のインストラクターが14人の参加者を誘導していたところ、女性がおぼれた。

 まもなく氷の上に引き揚げられ、陸上にいた監視員が斜里地区消防組合に通報した。女性は海水を飲んだ影響で肺炎を発症し、会話ができる状況にない。22、23日の日程で東京都内にあるダイビングスクールが主催した。

 網走海保は女性の回復を待って事故の状況などを聴くとともに、関係者から安全対策なども聴取する。

 知床は、北半球で流氷が接岸する南限とされる。この流氷がもたらすプランクトンなどの恵みが、知床の豊かな生態系の始まりだ。その様子を水中から観察できるウトロ地区は、有数の流氷ダイビングスポットとしてダイバーに知られている。

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