昨年4月の明石市長選で、選挙カーの上に立ち丸谷聡子氏(左)への支持を訴える泉房穂氏=2023年4月16日、JR明石駅前、鈴木春香撮影

 兵庫県明石市の泉房穂前市長と、後継指名を受けて昨年初当選した丸谷聡子市長との間に、すき間風が吹いている。泉氏が自身のSNSで21日、「人を見る目がなかった」などと丸谷氏を批判したのだ。何があったのか。

 「明石市長の一連の対応につき、遅まきながらお詫(わ)び申し上げたい。人を見る目がなかったということで、申し訳なく思っている」

 泉氏は自身のX(旧ツイッター)に、そう投稿した。

 泉氏は昨春の市長選で丸谷氏を後継に指名した。選挙カーの上に一緒に乗って応援するなど、全面的にバックアップ。丸谷氏は初当選を果たした。

 「泉市政を継承し、明石で子育てしたいと思う人をもっと増やしたい」

 当選後のあいさつでも丸谷氏は固い結束をアピールした。

 だが、それから1年半。

 2人に亀裂が生じた背景とし…

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