広島新庄―如水館 六回、広島新庄は安打で出塁した大喜多が生還し同点=2024年10月5日、電光石火、遠藤花撮影

 秋季広島県高校野球大会の準決勝が5日あり、広島商は盈進にサヨナラ勝ちし、如水館は広島新庄を3安打に抑え、決勝進出を決めた。決勝と3位決定戦は6日、同県三次市の電光石火きんさいスタジアム三次である。決勝の試合開始は午後0時半、3位決定戦は午前10時の予定。上位3校は、25日から始まる中国地区大会に出場する。(遠藤花)

 (5日、秋季広島県高校野球大会準決勝 広島商3―2盈進)

 今夏の広島大会で準優勝した広島商との試合は、延長タイブレークにもつれこんだ。

 十回表2死二、三塁。盈進の5番打者・妹尾真之介選手(2年)は「今までチャンスで打てず仲間に迷惑をかけた。絶対にここで打とう」とバットを構えた。だが、結果は三塁ゴロ。好機を逃した。

 三回の2死一塁の場面では、甘い直球にバットの芯を合わせ、右中間三塁打で1点を加え、2―0とリードした。しかしその後、連続2三振に抑え込まれ、チームも2点を失い、迎えた延長十回の打席だった。

 「打ちたいという気持ちが先行してしまい、自分らしいバッティングが出来なかった」と振り返る。その裏、チームは暴投でサヨナラ負けを喫した。「100点満点中でいったら0点です」。自らを厳しく評価した。

 10月下旬に開幕する中国地区大会は、県大会の上位3校が参加できる。その先に、春の選抜大会がある。「気持ちを切り替えて、3位決定戦で勝ちたい」(遠藤花)

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