巨人への入団会見で報道陣の求めに応じ、握手する甲斐(左)と阿部監督

 プロ野球・ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使して読売ジャイアンツ(巨人)に移籍した甲斐拓也捕手(32)の入団会見が26日、都内で行われた。甲斐は「阿部(慎之助)監督を胴上げするために気持ちを新たに一生懸命頑張っていきます」とあいさつした。

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 育成契約からはい上がって14年を過ごした古巣を離れ、移籍先を巨人に決めた理由は「阿部監督です」と明かした。背番号は阿部監督が現役時代につけた10をつける。契約は5年で総額15億円(推定)。

 強肩を備え、ゴールデングラブ賞を7度受賞。日本代表経験もある獲得交渉の場で、阿部監督から「グラウンドでは捕手が監督。そういった司令塔をしてもらいたい」と言われたのが印象的だったという。

 会見に同席した阿部監督は「ピッチャーと、表情だけでも会話ができるような包容力がある」と評価した。甲斐は「若い投手も多い。自分の経験を引き継げれば」と話した。

 会見での主なやりとりは次の通り。

――いまの気持ちは。

 「本当に光栄なことだと思い…

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