バチカンで2025年2月14日、スロバキアのフィツォ首相(右)と面会するフランシスコ教皇。バチカンメディア提供=ロイター

 ローマ教皇庁(バチカン)は18日、気管支炎の治療で入院中のフランシスコ教皇(88)が肺炎を発症したと発表した。抗生物質などの投薬治療を続けているが、病状は複雑だという。

 バチカンの発表によると、教皇は18日午後に入院先のローマ市内の病院で胸部のCTスキャンを受けた。医療チームは検査結果から肺炎の発症を確認。投薬治療をさらに実施する必要があると判断したという。

 教皇は14日に気管支炎で入院した。当初は数日間で退院すると想定されていたが、17日には「多菌性の感染症」にかかっていることが判明し、「適切な入院が必要」との診断を受けた。

 バチカン広報室は教皇の容体について安定していると説明。教皇は休息しながら、祈りや聖書の朗読を繰り返して日中の時間を過ごしているという。

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