「令和政経義塾」の創設を発表する吉村英毅氏(左から2人目)、山口功一郎氏(同3人目)。糸川正晃・元衆院議員(右端)が塾長に就いた=2024年7月1日、東京・赤坂、伊沢健司撮影

 「失われた30年」と呼ばれ、低成長にあえぐ日本の現状を打開するため、若手経営者2人が1日、新たな政治リーダーを育てる「令和政経義塾」を設立した。政治との関わりが「タブー視」されがちなビジネス界の現状を変える狙いもある。

 塾をつくったのは、航空券の予約サービスを手がける「エアトリ」創業者の吉村英毅氏(42)と、投資顧問業「暁翔(あきと)キャピタル」社長の山口功一郎氏(43)。両氏が運営資金として計1億円を拠出するほか、経営者ら33人からの賛同を得て、一部からは出資も見込まれている。松下電器産業(現パナソニック)の創業者・松下幸之助氏が、私財を投じて設立した「松下政経塾」も参考にしたという。

 塾は9月に東京・赤坂で開講…

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