氏子が高齢化、山の下におりてきた神様　本殿の後ろに続く参道と鳥居

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　福岡県行橋市の田畑が広がる集落に、小さな神社がある。

　鳥居をくぐると本殿があるのは一般的な社と同じ。一風変わっているのは、本殿の真後ろから参道の石段が始まっていることだ。その途中に、もう一つの鳥居が立つ。

　この地の氏神をまつる大山（おおやま）神社。円（まる）山と呼ばれる標高40メートル余の小さな山のふもとにある。地元集落の32世帯が氏子だ。

　神社は昨夏まで山の上にあった。

山の下に神社、氏子「低いところに下ろすのは…」

　氏子らによると、社殿の傷み…