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武田薬品のクリストフ・ウェバー社長=同社提供

 武田薬品工業は30日、クリストフ・ウェバー社長(58)が2026年6月に退任し、後任に米国事業トップのジュリー・キム氏(54)が就く人事を発表した。キム氏は同社初の女性社長となる。長年にわたって同社を率いるウェバー氏は、経営改革に一定のメドが立ったと判断した。

 同日開いた取締役会で決定した。ウェバー氏は26年6月の株主総会で取締役も退く。

 14年6月に社長に就いた。19年には希少疾患の治療薬に強みを持つアイルランドの製薬大手シャイアーを6.2兆円で買収し、国際競争力を持つバイオ医薬品企業へと事業を拡大した。

 ウェバー氏は声明で、26年…

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