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英保守党の年次党大会が開かれた会場には、党首候補4人の垂れ幕があった=2024年10月1日、中部バーミンガム、藤原学思撮影

 英国の最大野党、保守党が新たな党首選びを進めている。7月の総選挙では議席数、得票率ともに1832年以来最低となる歴史的大敗を喫し、出直しを図る。スナク前首相に代わる新党首のかじ取り次第では、二大政党制の今後にも大きな影響を与えることになる。

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 《反省と再建》

 中部バーミンガムで2日まで開かれた年次党大会のスローガンだ。新党首の候補4人=表=は2日、それぞれ30分ずつ、党員らに持論を訴えた。

 力点が置かれたのは、2022、23年の2年間で純増数が140万人を超えた移民。その中でも小型ボートに乗ってたどり着く難民申請者への対応だ。

 これまで2回あった国会議員投票でともにトップだったジェンリック元移民担当相は4人のうち最も強硬な姿勢を取る。

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 演説では「(保守党政権時代に難民申請者のルワンダへの移送を差し止められる根拠となった)欧州人権条約(ECHR)を離脱しない限り、何もできない」と主張。英人権法の廃止も訴え、「それが外国人のテロリストや犯罪者をこの国から一掃する唯一の道だ」と述べた。

 議員票2位のベーデノック前…

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