塚田川の洪水シミュレーション。橋に流木がたまった場合、住宅地に流れが集中し、水深が深くなるという結果だった=京都大の竹林洋史准教授提供

 能登半島を襲った9月の豪雨から2カ月が経った。現場に入った研究者らの調査、分析で、大量の水が住宅に押し寄せた原因がわかった。

 「橋に流木がひっかかったのが(氾濫(はんらん)の)大きなトリガーだった」と説明するのは、東京理科大マルチハザード都市防災研究拠点の柏田仁助教(河川工学)だ。

 柏田さんは、複数の住宅が押し流された現場付近で住民らが撮影した動画などを用いて、画像解析した。

 9月21日午前9時25分ま…

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