解説は立会人の加藤一二三九段 横山大樹・朝日アマ名人VS慶田義法挑戦者【第46期朝日アマチュア将棋名人戦三番勝負】

朝日アマ名人戦三番勝負で先勝した横山大樹さん=2024年6月1日午後4時3分、東京都中央区、杉村和将撮影

 第46期朝日アマチュア将棋名人戦三番勝負(朝日新聞社主催、日本将棋連盟後援、日本アマチュア将棋連盟協力、HEROZ協賛)の第1局が1日、東京都中央区の朝日新聞東京本社で指され、朝日アマ名人の横山大樹さん(34)が挑戦者の慶田義法さん(32)に先勝した。

 横山さんは朝日アマ名人6連覇中で、別棋戦のアマ名人戦も3連覇中。一方の慶田さんは昨年のアマ竜王戦の優勝者で、アマ棋界の「名人対竜王」の対決となった。

 振り駒で慶田さんが先手となり、中盤の長いじっくりした戦いとなったが、横山さんが粘り強い指し手で終盤にリードを奪い勝利した。横山さんは「一つ勝ってホッとしたが、ここからの1勝が本当に大変なので、気を引き締めて明日以降もがんばりたい」と話し、慶田さんは「幸い明日も指すことができるので、全力を尽くしたい」と語った。

 第2局は2日午前に指され、1勝1敗の場合は、同日午後に第3局が指される。立会人の加藤一二三九段(84)は「大熱戦で、途中は先手の慶田さんに有望な局面もありましたが、横山さんがよく挽回(ばんかい)しました」と話した。

 対局はYouTubeチャンネル「囲碁将棋TV」で中継する。(杉村和将)

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