中満泉さん

日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞します。12月10日の授賞式を前に、国際連合事務次長・軍縮担当上級代表の中満泉さんに思いを聞きました。

 11月3日の広島大学での講演では、襟元に日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の「折り鶴」のバッジをつけて登壇しました。ノーベル平和賞の授賞式の代表団に加わっています。被団協の方々からぜひ来てほしい、と。2017年に核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が受賞した時に続いて2回目となります。

 ロシア・ウクライナ戦争でも中東における紛争でも、核兵器を巡る色々な言説が出てきて、リスクは今、非常に高まっています。だからこそノーベル委員会は「核のタブー」という言葉を何度も使い、核兵器の使用を二度と認めてはならないという強力なメッセージを送ったのだと思います。受賞を追い風に、核軍縮の道筋を組み直す必要があります。

 仮にAIが核兵器の指令系統…

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