株主から「院政」指摘も　オアシスの提案を否決、小林製薬の株主総会

　小林製薬は19日、大阪市で臨時株主総会を開いた。同社製の紅麴（こうじ）サプリメントによる健康被害問題についての再調査など、香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が提案した議案は、いずれも否決された。小林製薬は、反対が7割強を占めたと説明している。

　「物言う株主」として知られるオアシスは、小林製薬株の10%超を取得。弁護士の牛島信氏を調査者とした紅麴サプリ問題の再調査と、医師や元検事ら社外取締役3人の選任の2案を提案した。小林製薬はどちらにも反対していた。

　小林章浩・前社長ら創業家側…