国宝松本城の観覧料値上げを検討していた長野県松本市は来年4月から、現在700円する大人料金を電子チケットの場合1200円、紙チケットでは1300円にすると発表した。小・中学生については紙と電子いずれも現在の300円から400円に値上げする。天守の耐震補強など城の整備事業の財源に充てるためという。
2日に開会した9月定例市議会に条例改正案を出した。可決されれば、2020年1月以来、5年ぶりの値上げになる。
市は将来的に目指している電子チケットへの一本化に誘導するため、大人の紙チケットを100円割高にしたという。
市によると、松本城以外の国宝の4城のうち、姫路城(大人1千円)と犬山城(大人550円)、松江城(大人680円)が値上げを検討している。彦根城は10月に、現在の800円から1千円に値上げされる。
外国人向け二重料金「導入する考えはない」
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