半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD)が18日、東京証券取引所プライム市場に株式上場した。初値ベースでの時価総額は約7760億円で、今年上場した企業では東京メトロに次ぐ規模となった。東芝から分社化されて7年。ようやくの再出発となったが、競争が激しいメモリー業界では苦難も予想される。
この日午前、東証で上場を祝う鐘をついた早坂伸夫社長の表情は終始、晴れやかだった。取引終了後の記者会見で「上場したことに、まずは安心したところです」と述べた。
初値は売り出し価格を15円下回る1440円だったが、午後に買い注文が集まり、1601円でこの日の取引を終えた。
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