写真・図版
SL大樹(イメージ)=東武鉄道提供

 東武鉄道の蒸気機関車「SL大樹」が来年1月25日、「SL大樹小江戸とちぎ」として栃木駅(栃木市)―下今市駅(日光市)を初めて営業運転する(ツアー商品で、28日時点で満席)。同社と栃木市、JR東日本高崎支社が発表した。

 SL大樹は、下今市駅―東武日光駅・鬼怒川温泉駅(ともに日光市)で運行している。今回は、同じ旧例幣使街道の宿場町であった栃木宿と今市宿を結ぶことで観光振興を促したいという。

 SL大樹小江戸とちぎは片道運転で、栃木駅を午前11時30分に出発し、下今市駅に午後1時56分に到着する。江戸時代の庶民に扮した役者や大道芸人も乗車し、乗車記念品を配ったり、江戸にちなんだクイズ大会などをしたりする。

 同日午前11時ごろに東武栃木駅で出発式がある。SLの出発直前にJR栃木駅にディーゼル機関車(DL)が入り、線路とホームを挟んでSLとDLが並ぶことになるという。

 また、栃木駅・北口駅前広場とJR岩舟駅(栃木市)で「SL×DL とちぎ鉄道フェスティバル」も開かれる。栃木駅では午前9時~午後3時、同市の観光物産品や農産物の販売のほか、東武鉄道こども制服着用体験などがある。岩舟駅では午前11時~午後3時、DLの登場や東武鉄道による鉄道グッズの販売などがある。

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