東京大学本郷キャンパスの赤門=東京都文京区

 東京大は10日、2025年度入試の結果を発表した。一般選抜の全合格者に占める女性の割合は20.0%で、昨年の19・4%を上回った。志願者の女性割合は23.3%と過去最高だった。学校推薦型選抜などを含む全合格者の女性比率も21.4%と、昨年より0.8ポイント上がった。

 東京大は活気あふれるキャンパスを目指し、学生の性別や出身地、国籍の多様性を重視する方針を示している。

 一般選抜合格者の女性割合は、21年度に初めて2割に届いたが(20.0%)、その後は1年おきに20%の前後を行き来し、横ばいの状態だ。ただ志願者の女性割合は増加傾向にある。入試担当の藤垣裕子理事・副学長は記者会見で「昨年より上昇したことは喜ばしいが、この結果に一喜一憂せず、引き続き女子学生を増やす取り組みをしたい」と述べた。太田邦史執行役・副学長は「志願者は増えている。合格者も増やしていけるようになれば良いなと思っている」と話した。

 東大の学部学生の女性割合は…

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