東京都知事選と同じ7日投開票の都議補選で、「ポスト岸田」と目される自民党議員が「選挙の顔」を競い合うように続々と応援に入っている。ただ、裏金事件に関係する議員の地盤では表だった応援は控えており、党への逆風の強さを気にかける様子がうかがえる。

 茂木敏充幹事長は3日、岸田文雄首相らが出席する政府与党連絡会議で「私も応援に入る。勝利に向けて全力で取り組んでいきたい」と語った。補選がある9選挙区のうち、自民は八つで公認候補を擁立。都議会での最大会派を維持できるかが焦点となっている。

 総理総裁を支える立場の幹事長ながら「ポスト岸田」への意欲を隠さない茂木氏は3日、江東区に入り、企業や団体の集会で支援を訴えた。4日は府中市で街頭演説を予定している。

 3日には石破茂元幹事長と…

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