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総務省

 総務省が31日公表した2024年の人口移動報告で、東京都は転入者が転出者を7万9285人上回る「転入超過」だった。転入超過の人数は前年より1万1千人増え3年連続増。神奈川、千葉、埼玉の3県を加えた「東京圏」への転入超過も、前年より9328人増の13万5843人だった。コロナ禍で一時鈍化した「東京一極集中」が再び加速している。

 住民基本台帳に基づく報告で、東京への転入は46万1454人、転出は38万2169人だった。東京の転入超過はコロナ禍などの影響で21年に5433人まで減ったが、今回はコロナ禍前の19年の水準(8万2982人)に迫った。総務省によると、20~30歳代前半の若年層の転入者数が多かったという。

 東京都以外で転入超過となっ…

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