来春卒業する大学生や大学院生を対象とした企業の採用選考が1日、政府主導の「就活ルール」上で解禁された。ただ、すでに8割近い学生が「内定」を得ているという調査結果もあり、企業が面接を前倒しする傾向は強まっている。
損保大手の三井住友海上火災保険では1日、オンラインの1次面接が始まった。総合職360人の採用を計画しているが、「すでに他社の内定をもらい、入社先を迷っている学生が増えている。面接の中でも業務内容ややりがいを伝え、企業選びのヒントになればいい」(採用チームの原耕祐さん)と話す。
就活ルールでは、会社説明会は3年生の3月、採用面接などの選考は4年生の6月を解禁としているが、強制力はない。
リクルートの調査では、5月…