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「ふじさきまちのりんごあめ」。まるごと届くが、好みのサイズにカットしても楽しめる

 本場のりんごあめを、お取り寄せ――。リンゴ「ふじ」発祥の地、青森県藤崎町の専門店でしか買えなかった「ふじさきまちのりんごあめ」のネット通販が始まった。3月末までの期間限定だが、地元産「ふじ」がなくなれば販売終了となる。

 2月からネット通販を始めたのは藤崎町の「ふじさきファーマーズLABO」。町の観光施設「ふじさき食彩テラス」(2018年開業)の指定管理会社で、町と地元農家が出資する第三セクターだ。

 同社は22年3月、食彩テラス内に、りんごあめ専門店「ふじさきまちのりんごあめ」を開店。同名の商品を売り出した。地元産のリンゴを1個丸ごと使った商品は人気を呼び、この店だけの通年販売で年間に約4万個が売れるという。

 同社の説明によると、甘さ控えめのアメを薄くつけることで、リンゴの風味を損なわず、食べやすくカットしてもアメがはがれにくい。

 ただ、製造から時間が経つと、外側のアメが溶け出して持ち味の「パリパリ」食感が弱まるため、通販を避けていた。アメ作りのノウハウが蓄積され、乾燥した冬季なら1週間程度は食感が保てるようになったことから、期間限定のネット通販に踏み切ったという。

 「リンゴのシャキシャキ感と、アメのパリパリ感のコントラストは本場ならでは。この機会に全国の皆さんにも食べて欲しい」と同社はPRする。

 税込みで1個600円(送料別)。購入は「ふじさき食彩テラス」オンラインショップで。問い合わせは同店(0172・65・3660)へ。

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