準々決勝の対局に臨む服部慎一郎六段。手前は藤井聡太名人・竜王=2025年1月19日午後、名古屋市港区のポートメッセなごや、溝脇正撮影

 第18回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦2日目の対局が19日、名古屋市港区の「ポートメッセなごや」であり、本戦初出場の服部慎一郎六段(25)が準々決勝で藤井聡太名人・竜王(22)=王位・王座・棋王・王将・棋聖と合わせ七冠=を破り、4強に進出した。

 この日は午前に1回戦があり、藤井名人は阿久津主税八段(42)に、服部六段は丸山忠久九段(54)にそれぞれ勝ち、午後の準々決勝に進んだ。

 服部六段は2020年に20歳でプロ入り。若手登竜門の棋戦である新人王戦で2回、加古川青流戦で1回優勝している実力者だが、ある記録への挑戦で注目を集める棋士でもある。

 対藤井戦の前の時点で、今年…

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