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第18回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の準決勝・決勝が11日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで指され、近藤誠也八段(28)が初優勝を果たした。
朝日杯は持ち時間各40分で、使い切ると1手1分未満で指す早指し棋戦。近藤八段は、午前の準決勝で、藤井聡太名人・竜王(22)=王位・王座・棋王・王将・棋聖と合わせ七冠=への挑戦権を争うトップリーグA級順位戦の棋士で、24年竜王戦挑戦者の佐々木勇気八段(30)に勝利。午後の決勝では、服部慎一郎七段(25)との関西対決を制して勝ち上がってきた井田明宏五段(28)を破った。
近藤八段は1月にA級順位戦への昇級を決めたほか、タイトル戦の一つ王将戦の挑戦者決定リーグの常連で、24年度の棋王戦でも挑戦権争いに加わった。今回初の棋戦優勝も勝ち取り、棋界で存在感は増しつつある。
近藤八段は、千葉県八千代市出身。所司和晴七段(63)の門下で、渡辺明九段(40)らが同門にいる。
優勝者の獲得賞金は750万円。