フリーアナウンサーの有働由美子(55)が小料理屋のおかみに扮し、手料理を振る舞い、関西弁でゲストの本音を引き出す「有働由美子のおしゃべり小料理ゆみこ」(TBS系)が1月5日午後1時から放送される。関西ローカルで2023年に始まり、初の全国ネットとなる。
大阪・ミナミの法善寺横丁を参考にした細い路地。お好み焼き屋の隣に「小料理ゆみこ」は店を構える。白いのれんをくぐると、有働が出迎える。店内には「料理のお代は『本音』でいただきます」の貼り紙が……。
「アナウンサーを辞めたらどこかで店をやりたくて。スナックにしようかなと思っていたんですが、小料理屋をやりたいという気持ちが、確実になりました」
リラックスした空間で話してもらおうと、撮影中は定点カメラを8台置くだけで、スタッフがいない状態で収録。これまでは大阪・北新地の店を間借りしていたが、今回から毎日放送(大阪市北区)のスタジオ内にセットを作った。
費用は「すごくかかった」そう。制作陣の期待と熱意の表れだろうか。「ほんまにうれしかったです。今までは仮免許のおかみみたいな気持ちだったんですが、本物にならないと。期待される喜びとプレッシャーを背中で感じています」
放送5回目の新春のゲストは、俳優の堤真一(60)とシンガー・ソングライターの藤井フミヤ(62)。30年来のファンで、好きな芸能人を語るときは、この2人をあげてきた。収録のために、料理本を8冊も買って入念に準備したという。「新装開店で面白くせなあかんのに、MCにとって一番ダメな、好きな人に会ってはしゃぐ乙女でした」と笑う。
「正月のおせちの余り物でできる料理」をテーマに、「白子の麻婆豆腐」や「明太レンコンの紅白焼き」など、計6品のつまみを作った。ただ、料理の感想は2人とも意外と正直だったらしく、「おいしいのは『おいしい』、そうでもないのは『なるほど』って(笑)」。恋愛話や出演作品の話で盛り上がり、創作料理やお酒に舌鼓を打ったという。
青春時代を含め長らく関西で…