福岡ソフトバンクホークスの和田毅が、6日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム福岡)で今季初先発する。
左手のマメなどの影響で出遅れていた43歳左腕が、プロ22年目のスタートを切る。
「本来であれば開幕からしっかりと投げないといけない。首脳陣やファンの方の信頼を取り戻していけるように、いい姿を見せていきたい」。
2日に本拠であった投手練習に参加した和田は、静かに闘志を燃やした。
2月の宮崎春季キャンプで、小久保裕紀監督(52)から早々と4月2日の本拠開幕戦の先発に指名された。
しかし、開幕が迫った3月26日の2軍戦で左手まめの状態が悪化し、4月中旬には2軍戦の登板中に左足裏のまめがむけるなどのアクシデントもあり、調整が遅れていた。
今年2月で43歳になった。一世を風靡(ふうび)した「松坂世代」で、いまや唯一の現役選手だ。
脳裏には、常に「引退」の2文字がちらついている。
「けがをしたら寿命だって思える域にきている」と話す。
今回も「悔いのないように」と繰り返した。
そんな大ベテランを鼓舞し…